産官学連携本部について

本部長あいさつ

産官学連携本部長
産学連携担当理事、副学長
小田 啓二
ODA Keiji

国立大学の経営状況は年々厳しくなっております。競争的資金の獲得には限度があることから、特に産業界からの資金流入を拡大し、これを教育研究の基盤に還元させるエコシステムの構築が不可欠です。本学では、ここ最近いくつかの手を打ってきておりましたが、2020年度から次のような大きな組織改革を行いました。

2019年度に採択された「オープンイノベーション(OI)機構推進事業」(文科省)や「地方大学・地域産業創生交付金事業」(内閣府)の支援を活用しながら共同研究の組織化・大型化を図るため、学術研究推進機構に設置されていた「学術・産業イノベーション創造本部」を当該機構から独立させ、新たなOI機構の機能を備えた連携推進組織として「産官学連携本部」を学長直下に置くことにしました。OI機構の役割を担うために「OI機構推進部門」を新設し、主に競争領域での戦略的共同研究として位置付ける大型の研究開発プロジェクトのマネジメントを行い、「産学連携・知財部門」と「社会実装デザイン部門」は従来の業務を継承してこれらが互いに連携し、非競争領域でのプロジェクト育成と競争領域での共同研究・事業化を連結させることにより、知の融合から大学経営資源としての収益の確保に至る実効的な循環システム創出を目指します。同時に、政府が示す「統合イノベーション戦略2019」や「経済財政運営と改革の基本方針2019」等で検討されている共同研究機能等の外部化をも視野に入れ、より効率的・効果的な運営を目的として、本学100%出資の子会社「神戸大学イノベーション」を2020年2月に設立しました。

本学の「学理と実際の調和」の理念の下、研究成果の社会実装に向けた活動を展開するとともに、自治体等と協力して地域企業や地域社会との連携強化にも積極的に取組んでまいります。皆様方の一層のご理解とご支援をお願い申し上げます。