お知らせ

2021.09.13

京都ポルタで新型コロナウイルスの不活化を目的とした自動除菌・抗ウイルスシステムの実証運用を開始

  国立大学法人神戸大学は京都ステーションセンター株式会社との共同研究契約に基づき、京都駅前地下街ポルタ
  ポルタプラザにおいて、オゾンによりウイルスや菌を死滅させる「ウイルスフリーミスト」の実証運用を開始します。

  共同で開発した本システムは、低濃度オゾンを用いることで大規模な開放空間での除菌・抗ウイルスを可能とした、
  他に類を見ないものです。

1. 運用開始日等

  (1)運用開始日  2021年9月8日(水)
  (2)設置場所   京都駅前地下街ポルタ ポルタプラザ

2. 「ウイルスフリーミスト」の原理

  新型コロナウイルスなどのウイルスや菌がオゾンに触れると死滅する原理を応用し、冷陰極蛍光ランプから紫外線を照射し、
  人体に悪影響のない低濃度オゾン(0.05~0.1ppm)を発生させ、ミストとともに噴射させるシステムです。

3. ポルタプラザにおける実証実験

  2021年7月に常在菌(常に人体に存在する微生物のうち、病原性を示さないもの)を用いて殺菌効果の実証実験を行い、
  その効果を確認しました。ウイルスの大きさは菌より非常に小さく、常在菌が殺菌される条件下であれば、
  ウイルスの不活化が行われることが、神戸大学の研究で実証されています。


【関連情報】
羽田空港で感染症対策システム「ウイルスフリーエア」の実証実験を開始(神戸大学HP)
京都の地下街 オゾン含んだ水蒸気で感染症対策(テレビ大阪HP)
プレス資料(PORTA×神戸大 ウイルスフリーミスト)

      
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