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神戸大学起業部から学生起業第一号が誕生 部活動の地域展開を支える「Plastruclub株式会社」を設立
神戸大学起業部から、在学中の学生による起業としては第一号となる法人が誕生いたしました。本学経営学部3年の森下日菜子さんが代表を務める「Plastruclub(プラストラクラブ)」は、中学校部活動の地域展開に伴う課題解決を目的として、2026年2月に「Plastruclub株式会社」を設立いたしました。なお、神戸大学起業部においては、これまでに卒業生による法人設立事例が2社ございますが、在学中の学生による法人設立は本件が初めてとなります。設立の背景
近年、少子化の進行および教員の長時間労働を背景として、部活動の持続可能性が全国的な課題となっています。政府は2023年度より部活動の地域展開を推進しておりますが、受け皿となる地域クラブの指導者不足や、運営を支える財務基盤の未整備が課題として指摘されています。Plastruclubは、こうした社会的課題に対し、子どもが仲間と好きなことに打ち込める環境を、誰かの過度な負担に依存することなく持続させる仕組みを構築することを目的として設立されました。
事業内容
Plastruclub株式会社は、部活動の地域移行における「人材確保」と「財源確保」という二つの課題に対し、統合的な解決モデルを構築しています。1.大学生指導者ネットワークの活用
競技経験を有する大学生(約130名のネットワーク)を指導者として活用し、兼職兼業の教員等と連携することで、持続可能な指導体制の構築を目指します。2.多角的収益モデルおよびDXツールの導入
会費・公費受託・企業協賛を組み合わせた財務モデルを設計するとともに、独自開発のDXツールを活用し、出欠管理・会計管理・連絡業務の効率化を図っています。代表者の想いと起業部での歩み
代表の森下さんは、中学校教員として長年部活動に携わってきた父の姿を通じ、教育現場の構造的負担に問題意識を抱きました。自身も部活動を通じて多くの学びを得た経験から、「子どもたちの成長機会を守りながら、教員の過度な負担を解消する仕組み」を構築する必要性を感じ、大学入学と同時に神戸大学起業部へ入部しました。 起業部におけるメンタリング、関係者へのヒアリング、実証事業の実施を通じて事業モデルを磨き上げ、このたび法人設立に至りました。実績および今後の展開
神戸市内で実施した実証事業では、定員を大きく上回る応募があり、一定の需要が確認されました。現在は三田市教育委員会と連携し、2026年4月より市内全中学生を対象とした吹奏楽クラブの拠点展開を予定しています。また、同年中には神戸市内においても複数種目の展開を計画しています。森下さんは法人化に際し、次のように述べています。 「法人化は責任の始まりであると認識しています。教育の一翼を担う組織として、持続可能な地域ブカツモデルの確立に取り組み、神戸から全国へと展開してまいります。100年後も、特定の誰かの負担に依存することなく、ブカツが多様な人々の『出会い』と『生きがい』を育み、子どもたちが当たり前に青春を謳歌できる社会の実現を目指します。」会社概要
- 会社名:Plastruclub株式会社
- 代表取締役:森下 日菜子(神戸大学経営学部3年)
- 設立日:2026年2月11日
- 所在地:兵庫県神戸市中央区東川崎町1丁目8番4号神戸市産業振興センター5階
- Webサイト:www.plastruclub.com
- お問い合わせ:plastruclub@gmail.com