MESSAGEご挨拶

OI機構長挨拶

神戸大学
理事 副学長
産官学連携本部長
小田 啓二

 神戸大学は「開学以来の『学理と実際の調和』の伝統を発展させ、様々な連携・融合の力を最大限に発揮する卓越研究大学として世界最高水準の教育研究拠点を構築し、現代及び未来社会の課題を解決するための新たな価値の創造に挑戦し続ける」というビジョンを掲げ、教育研究の一層の推進とそれらの成果の社会実装を実現する種々の取組みに注力しております。

 このビジョンの実現の方策の1つとしてオープイノベーションへの取組みを進めておりましたが、この度、文部科学省における「令和元年度オープンイノベーション機構の整備事業」に採択されたことにより、当活動を主導する組織・体制の整備をより加速させて進めております。

 これまでも、全国有数の規模を誇る総合大学の強みを生かし、2016年度に本学理系の最先端のシーズと社会科学系研究者を融合し、「科学技術イノベーション研究科」を設置したことにより、科学技術とイノベーションアイデアとのギャップを克服し多くのイノベーションを輩出しています。その成果は、3年間で5件のベンチャーを創業し、2018年度本学の受託・共同研究総額の21.5%を占める総額10億円の資金を調達するという実績に表れています。

 この成功モデルを標準化して全学に広めるには、価値を創造するためのプラットフォームが必要です。今回のオープンイノベーションの取組みは、まさにこのプラットフォームを創造することと考えています。

 オープンイノベーション機構は科学技術イノベーション研究科の成功を全学展開し、研究科を越えた融合の場となるプラットフォームとして、競争領域を中心とした大型共同研究のマネジメントを可能とする体制を整備し、研究者の研究領域や学部等を横断した組織化を行い、共同研究を支援します。

 そのために、オープンイノベーション機構は、企業・団体視点での課題設定をして解決していく力、大学の研究に関する深い理解力、多くの関係者をつなげる共創する力を有した専門家を配置し、共創の場を創出することで、大型共同研究のマネジメントを可能とし、課題解決型イノベーション創出に貢献します。

 本学は、皆様のご支援とご協力を頂戴しながら、オープンイノベーションにより、教育研究を社会と協働して推進し、先端的技術の開発と社会実装を促進し、社会の発展に貢献してまいります。

2020年3月