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シーズ集

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情報更新日

2017年12月13日

シーズ情報

研究課題名

ウリ科植物が持つ汚染物質体内輸送因子を利用した環境浄化と作物汚染抑制技術の開発

キーワード

ダイオキシン、残留性有機汚染物質、ポリ塩化ビフェニル、浄化、ファイトレメディエーション、ウリ科植物、根系、食物連鎖、脂溶性、体内輸送

分野

環境、アグリ、安全・安心

概要

 ズッキーニやキュウリを含むウリ科植物はダイオキシンやポリ塩化ビフェニルなどの脂溶性が極めて高い汚染物質を果実を含む地上部に蓄積するため、作物汚染を引き起こしてしまいます。我々は根から吸収した汚染物質を地上部まで輸送する体内輸送因子を同定し、ウリ科植物が持つ特有の性質の分子メカニズムを解明しました。そこで、以下の2つの方向性で研究を進めています。

  1. この体内輸送因子をウリ科植物以外の植物に導入すれば、脂溶性汚染物質の蓄積能力が付与されるか、またこの植物の環境浄化への応用研究を行っています。
  2. この体内輸送因子の脂溶性汚染物質輸送能を阻害することによる低汚染作物の開発を行っています。

汚染物質による農耕地汚染は世界中に広がっています。このような研究は安全な食料の安定供給につながると考えられます。

何が新しいか?

 ウリ科植物が持つ汚染物質を高濃度蓄積できるというユニークな現象に着目し、これに関わる汚染物質体内輸送因子を利用した技術開発は新しいアプローチです。

他の研究に対する優位性は何か?

 脂溶性の高い汚染物質と結合できる体内輸送因子(タンパク質)の機能解析により、環境浄化、汚染抑制といった両方向の技術開発が可能です。

どのような課題の解決に役立つか?

他への応用・展開の可能性

有機汚染物質を蓄積する作物におけるリスク管理

関連する特許

関連する論文

参考図表

研究者情報

氏名

乾 秀之(イヌイ ヒデユキ)

所属

バイオシグナル総合研究センター

専門分野

農薬生化学、植物遺伝子工学、分子生物学、抗体工学

リンク

企業との協業に何を期待するか?

以下の課題での共同研究

問合せ先

神戸大学 学術・産業イノベーション創造本部
oacis-sangaku[at]edu.kobe-u.ac.jp
([at]を@に変更してお送りください。)

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