神戸大学では、企業や自治体などの組織と包括連携協定を締結し、組織対組織による継続的かつ多角的な連携を進めています。協定締結により、研究開発・人材育成・地域貢献・社会実装など、幅広い分野での協力が可能となります。
連携内容は、定期的な意見交換や研究テーマの探索、共同研究の実施、教育・人材交流など多岐にわたり、双方の強みを活かした協働によって相乗的な成果を目指します。これにより、大学と連携先の持つ資源を最大限に活用し、持続可能な社会の発展に貢献することを目的としています。
神戸大学では、企業や団体等からの奨学寄附金をもとに、「寄附講座」または「寄附研究部門」を学内に設置することが可能です。ご希望に応じて、講座名に寄附者の名称を冠することもできます。
寄附講座では、寄附金を活用して新たに研究者等を雇用し、教育・研究活動を推進します。これにより、大学の知的資源を活かした研究や事業の展開を通じて、社会課題の解決や人材育成といった社会貢献が期待されます。
開設期間は原則として3年から5年ですが、状況に応じて更新も可能です。分野に特段の制限はなく、人文・社会・自然科学およびそれらを融合した学際的な分野まで広く対応しています。
共同研究講座は、企業からの資金提供および研究者の受け入れを通じて、神戸大学内に研究拠点を設置し、大学教員と企業研究者が共通課題に対して連携して研究を行う制度です。
本制度は、企業にとっては明確な目的に基づくスピーディーな研究開発の実施が可能であり、寄附講座では対応が難しい成果の共有や知的財産の取り扱いにも柔軟に対応できます。長期的な研究拠点の設置や講座名への企業名の付与も可能です。
大学にとっては、社会の課題に根差した研究推進を通じてプレゼンスの向上や外部資金の確保が見込まれ、さらに産学双方の人材交流により、教育・研究力の強化と企業側の人材育成が期待されます。
各制度に関するお問い合わせは、下記の窓口をご利用ください。
包括連携協定に関するお問い合わせ
神戸大学 産官学連携本部
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寄附講座・共同研究講座に関するお問い合わせ
講座の設置を希望する各研究科・学部等の事務窓口へご連絡ください。
以下のページから、各部局の情報をご確認いただけます。
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